第7章 明かされる陰謀

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〜ゆりねのアパート〜 ゆりね達との再会を果たした愛輝夢。 その喜びの束の間、忍者のような姿をした男が現れ、愛輝夢とゆりねの前に立っていた。 愛輝夢「それで、何か分かったか? 【シャドー】」 シャドー「ふむ、実はな・・・」 愛輝夢を【主(あるじ)】と呼んでいる男の名はシャドー。何か大事な話があるとの事で、たった今、ゆりねのいるアパートの中に忍び込んだばかりらしい。 大事な話をしようとした途端、シャドーの近くから殴りかかるミノスの姿があった。 ミノス「二人から離れやがれ!」 シャドー「ふっ・・・」 ミノスの攻撃を避けるシャドー。 忍者と言う事もあってか、無駄な動きは一切せず、ミノスの攻撃をかわす。 ミノス「・・・18年ぶりだな、シャドー。今回もまた、二人の命を狙いに来たって訳かい?」 シャドー「だとしたらどうする?」 ミノス「二人の前に出れないように・・・潰す」 シャドー「ほう・・・面白い、やってみるがいい」 お互い睨み合いの戦闘体制に入る二人。 その闘気は凄まじく、辺りの空気を一変させるほどだ。 しかし、それを見た愛輝夢とゆりねが二人の間に入る。 愛輝夢「遊び半分もそこまでにしておけ、シャドー」 ゆりね「ミノスも止めなさい」 ミノス「だけど、こいつのせいでゆりねちゃんと愛輝夢は【あの時】死にかけたんだよ!?」 どうやら、シャドーは愛輝夢だけじゃなく、ゆりねやミノス達と知り合あっているらしく、18年前の出来事があったのか、ミノスはシャドーに対する警戒心を解こうとはしなかった。 愛輝夢「ミノス、シャドーから大事な話がある。ここは俺の顔を立てるつもりで今は大人しくして欲しい」 ゆりね「私としても、何か嫌な予感しかないし」 このままではシャドーから大事な話を聞けないと思い、自分の顔を立てるつもりで大人しくするように頼む愛輝夢。 もちろん、ゆりねもその大事な話と聞いてからは胸騒ぎを覚え、愛輝夢と同じ事を頼む。 シャドー「流石は奥方様だ。物分りが早くて助かる」 ミノス「・・・はぁ、二人がそこまで言うなら仕方ないや」 二人に説得され、大人しく拳を下ろすミノス。 不満はまだ残るも、実を言うと、シャドーの大事な話と聞くと聞いたミノス自身も気になっていたからだ。 シャドー「では、大事な話の前に拙者の隠れ家に来てもらおう」 ぽぽろん「はあ? 大事な話だったらなおさら・・・」 シャドー「主と奥方様の双子の一人を保護していると言ったら?」 大事な話をするなら、別にここ、ゆりねのアパートでも出来るだろと言うぽぽろんだが、双子の姉であるゆりえを保護していると言う事を聞いたミノス達は驚く。
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