第2章 邪神ちゃん登場

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〜都内〜 ゆりね「さて・・・買い物は終わったけど、まだ時間に余裕があるわね」 その頃、スーパーで買い物を終えたゆりねは昼食までの時間がまだ余っていたため、都内の電気屋と雑貨屋、文房具店、本屋等、様々な専門店を訪れる事にしていた。まず先に訪れたのは電気家具等が売ってる電気屋だった。 ゆりね「へえ、この電気家具、去年より安くなってるじゃない。それに、こっちは高くなってるのね」 電気屋の中を見回すと、高かった電気家具が安なったり、安かった電気家具が少し高めになったりする商品もあったが、それでも店の予算と稼ぎは赤字にはなっておらず、常に黒字を継続していた。 するとそこへ、40代くらいと思われる一人の男性が現れる。 ???「あの・・・もしかして、花園ゆりねさんですか?」 ゆりね「そうですけど・・・って、もしかして、店長さんですか? 随分、雰囲気が変わりましたね」 ゆりねに声をかけた男性、それは現在、電気屋の責任者として努めている店長であり、ゆりねの知り合いでもあった。 店長「はい、そうです。あの時は本当に助かりました。」 ゆりね「あの時って・・・あー、【あの時】以来ですね」 店長の言う【あの時】という言葉で思い出すゆりね。どうやら、店長はゆりねのおかげだと思い、お礼をしに来ていた。 ゆりね「【あの時】は本当に大変でしたね」 店長「ええ、あの時はゆりねさんや【あの人】がいなかったら、この電気屋はどうなっていたか、今でも思い出すくらいです」 【あの時】という言葉に店長とゆりねは何年か前かに起きた出来事を思い出し始めていた。
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