転生した努力家は4歳から無双を開始するらしいです

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第十六章 新たな能力 もぐもぐ…えー現在私は、レストランに来ています、何でかって?麗奈の処遇について考えるためです。 「…お前は何がしたいとか無いのか?」 「…全く、私はほぼ捨て駒でしたので。そういうことは考えられませんでした。」 「…そうか、」 そんな会話をしながら、私たちは食事を楽しむ。ちなみに、最近お手伝いという名のアルバイトを始めたので、少しくらいならお金に余裕があるのである。 「ごちそうさまでした」 「…ごちそうさまでした」 会計を済ませて店を出る。入ったことはなかったが、案外美味しかったな。 「…これから貴方はどうするのですか?」 「…う~ん、家帰って、ゴロゴロするくらいかな?」 「…案外暇なんですね。」 「うっさい!」 痛い所を突いてくる奴だ。…さて、本当にどうしようか、 「…私ん家来る?」 「…え?」 「あ、嫌なら良いんだよ?」 「いや…」 彼女は少し間をおいて、 「じゃあ、少しの間だけ、」 と、答えたのだった。 「わかった。じゃあ、部屋片づけるからちょっと待っててね。」 私はそう言って、部屋を片付けに行ったのだった。 …少しして、 「ほえ~、広いおうちだな~」 「お茶くらいしか出せないけど、」 「いやいやいや!大丈夫だって!」 「一応置いとくぞ。」 取り敢えず彼女に聞いてみたい事があったので、それを聞いてみることにした。 「お前ってさ、」 「ん?」 「“能力”っていまどのくらい使えるの?」 「…実は、」 「実は?」 「全く使えなくなってしまいました。」 「そうか、なんで使えなくなったのか分かるか?」 「う~ん、呪いを解除してもらったからかな?」 「呪いを解除、というと?」 「いや、私のあの能力って実は借り物で、呪い、っていうか実際契約魔法みたいなものなんだけど、あれで使えるようになってたらしいのよ。」 「ほうほう」 「だから、解除された今としては、能力は全く使えないってわけ、」 「ふーん、一応ステータス見せて?」 「いいよ、」 軽いな、ほぼ個人情報だぞ?まぁ、それは置いといて、肝心のステータスだが、 麗奈 能力 ■■■ ■■■ ■■■  ■■■ ■■■ ■■■  ■■■ ■■■ ■■■ 種族 人魔族 適性能力 幻想 ってな感じになっているんだけど、“能力”は、失われた訳じゃなくって、使用権限が無くなったみたいな感じかな? 「…私のステータスだけ見て卑怯よ、貴女のも見せなさい!」 「はいはい」 そう言って私は彼女に自分のステータスを見せた。 ラトモイ 能力 “雷撃”  ・水雷支配 ・速度支配 ・次元破断  ・磁力支配 ・天候支配 ・雷撃世界  “虚無” ・魂暴食 ・虚無空間 ・虚無生成 ・虚無還元  種族 人族 適性能力 虚無 ってな感じになっております。いやー最近自分のステータス確認してなかったからいい機会だったが、なんか知らぬ間に能力が一つ増えているな、“虚無”だっけ?なんかやばそうな能力だが、今すぐ試したいってわけじゃないからな、検証はまた今度ってことで、 「…」 なんか彼女は絶句しているが、この■■■部分って何が入るんだろうな?そこがわかったらいいのにな、てか、タメ口になってるな、まぁ、警戒を解いてくれたってことにしとくか。そう思いながら、自分が何が新たに出来るようになったのか、試してみたいと思うラトモイなのであった…
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