転生した努力家は4歳から無双を開始するらしいです

25/27
前へ
/27ページ
次へ
第二十三章 VSドラゴン なんやかんやあって、ドラゴンの巣に到着。ついて思ったこと、 「いくら何でも暗くない?」 「…まあ、洞窟だからな、」 そう、途轍もなく暗いのだ。1m先も見えない、どこから来るのかわかったもんじゃない、 「っと、一匹目」 「え?」 気配を消して寄ってきたみたいだが、「磁力封印結界」を弱めに展開して、半径5mの物体の位置を把握している私に、死角などないのだ。 「リゲルは…広範囲にぶっぱしたら?」 「いいね!それ!採用!」 …目が、目がマジですよ、リゲルさん、 「…範囲半径10000m、対象ラトモイ・壁、地面部分除外、」 …何その呪文って、まさか! 「対象確認!発動!“滅壊”!」 やりやがった!“滅壊”とは、対象を粉々に破壊する“破壊”の上位互換で、対象を分子レベルで分解する。…魔石とかは分子で構成されてないから、分解されないらしい。 「魔石回収お願いね」 「ほーい、じゃ、“虚無空間”!」 落っこちている魔石を全て虚無空間へ送り、収納する。最近は、この動作にも慣れてきたな、 「…全部倒しちゃった?」 「…いや、まだいる。」 …何だ、この強大で、そして懐かしい気配は、 「この気配…」 「感じる?リゲル」 「まあね、…それにしても、」 「ああ、これは…」 「まだ無理、かな」 「逃げるぞ!」 「分かった!」 …何故あいつがこの世界にいるんだよ、綾!
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加