転生した努力家は4歳から無双を開始するらしいです

26/27
前へ
/27ページ
次へ
第二十四章 報告 …私たちは、竜の巣からの逃亡に成功し、ギルドで賞金をもらっています。 「…こちらが賞金の金貨200枚です。」 「…確かに、」 リゲル、まさかお前、それがやりたかっただけでは…なんてことは言わない。 「まさか本当に生きて帰ってくるとはな、」 「酷いな、私たちを殺しに行かせたのか?」 「俺が言いたいのは、よく無傷で帰って来れたなということだよ、」 「あ~、」 あれはもう…ね?しょうがなかったじゃん、リゲルが全部片付けちゃったんだから、私一匹倒しただけだから、…ね?なんて私の心の声が届くこともなく、 「…あいつら怖えー、」 「ドラゴンの巣2人で制圧したんだろ?ヤバイな」 …等々、散々な言われようだ。 「…あいつ等ぶん殴っていい?」 「…流石にダメだな、死人が出る」 「分かった。」 分かってくれたならいいのだが…まあいいか、 「取り敢えず、登録は出来た?」 「…ああ、これがカードだ。失くすなよ」 「はいはい、」 そんな感じで受け取ったのは、銀色に光る一枚のカードだった。そこに書かれていたのは、氏名と… 「ランクA+!?何?何で最初からこんな高いの!?」 「…そりゃあ2人でドラゴンの巣を制圧したんだから、当然だろう。」 …そんなもんなのか、じゃあ、ここにもう用はない、帰ろう…としたのだが、 「…お腹が空いた。」 「分かった、家に帰ったらなんか作ってやるよ、」 「えー、今食べたい。」 「帰ったら、分かったか?」 「ちぇー、分かった。」 …ふう、腹が減るとすぐこうだ、早いうちに帰ろう。 「じゃあ、ここら辺で、」 「ああ、依頼を受けたくなったら頼むよ、」 「分かった、じゃあ、」 「またな」 さ、帰ろう!…少し歩いた所で“転移”して、家に帰った。…のだが、 「…随分とお早いお帰りで、」 …激おこぷんぷん丸の麗奈がいたのであった。どうしよ、この状況。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加