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第三章 “私”がやるべきこと
“あること”それは…「筋トレ」「柔軟」そして「刀の生成」だ。上2つはいいとして、「刀の生成」は激ムズだ。なぜなら、「鉄」から集めなければならないからである。うちでは、フライパン(?)に鉄(っぽいもの)が使われていたし、電気こそないものの、文明は、魔法を用いてとても高度な文明となったいた。話はそれたが、そこら辺のごみくず漁りゃ集まるだろう…そう思っていた時期が私にもありました。なんと魔法で強化されていたため、基本壊れることがないとのこと。んじゃまぁ磁石…って鉄無いからつくれないじゃん!そう思っていたら…
「よう嬢ちゃんなんか用か?」
と、ごついおっさんがでてきた。まぁThe職人って感じだな。
「実は…砂鉄が欲しいんです!」
…と私は言った。
「はぁ?砂鉄だぁ?」
「やっぱり無理ですよね、すみませんでした!」
そう言おうとしたら…
「そんなもんいくらでもくれてやんよ!好きなだけ持っていきな」
と言ってくれた、優しいおっさんでよかった。
「ありがとうございます!」
そう言って私は中に入った。
「嬢ちゃん…熱くないか?」
そう言われたので、
「はい!全然熱くないです」
と答えた。
おっちゃんは若干引いてたが、その後、
「どんくらい欲しいんだ?」
と聞いてきた、
なので…
「全部!全部欲しいです!!!」
と答えた。
「全部かい?そりゃ全部嬢ちゃんにくれてやってもいいが、そもそも持って帰れるのかい?」
そう言われて少しムッとした。なので、
「んまぁいけますよ、きっと。」
と少し声がイラついてしまった。
そして出された量は…米俵約100個分の砂鉄だった。
3個づつ運ぶ私に、おっちゃんは、
「その…大丈夫なのかい?」
と問いかけてきた。
「バランスさえ考えなければ、6個までは余裕です」
とだけ答えた。この半年間休まずにずっと筋トレと柔軟をしていた成果だ、本当は10個までは余裕なのだがここでは黙っておこう。そして砂鉄100個を2日がかりで運び終えた私は、「炉」を作ろうとしていた。
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