7人が本棚に入れています
本棚に追加
第五章 魔法訓練
「…いい加減魔法の練習をしたらどう?」
怒ったような呆れたような声を発するのは、私の母だ。そうか、忘れかけていたが、6歳になるまでに魔法を使えるようにならなきゃいけないんだった。
「わかったーんでどこでやるの?」
「やけに素直ね…あなた何があったの?」
失礼なことを聞く母だ、
「まぁね、今日は機嫌がいいの」
とだけ答えた。
そして連れてこられた先には、神官が二人いた。そして、
「入団テストだ、なぁに君の力量を図るためのものだ、間違っても、不合格なんてことにはならない。安心してくれ。」
「はーい」
正直、おっさんたちの話なんかどうでもいい、始めるなら早く始めてほしい。
「テストのルールを説明する。」
神官たちが言ってたことをまとめると、
神官たちが魔物を出す。その魔物を倒すことで、力量を図る、というものらしい。きっとその実力を見て教える魔法を変えるのだろう。
「遠慮はいらない、それでは始め!!」
その神官の合図が事の発端となった。
最初のコメントを投稿しよう!