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第六章 無双
「先ずはゴブリンだ」
といって神官はゴブリンを召喚した。
なんとも脆弱なものだ、軽く殴っただけで粉砕した。
『―――――ッ?』みんなが引いてたがお構いなしだ、
「神官様、次の魔物をお願いします。」
「お…おぅ」
…と少しためらいながらも召喚をしていた
「いでよ!魔狼!」
そう言いながら出てきたのは、狼の群れだった。10匹くらいいそうだ。少し前に作った木刀を用い、一振りすると、狼どもはおびえだした。そして、
「これでよろしいですか?」
と開始10数秒で足元を血まみれにしながら私は言った後で靴も洗わなきゃな、そう思いながら木刀の刃を撫でた。
「ならこれではどうだ!-精霊召喚-炎の巨人―ッ!!」
…なんか私のこと殺しに来ていませんか?炎の巨人って上位精霊だよね?まぁいっか、本気出そうっと
そして、本気を出した私が使ったのは…“能力”だった。
第七章 雷撃
「終末之雷撃」
そう私が唱えると同時に炎の巨人は粉微塵になった。
「やっぱ封印したほうがいいのかな?この“能力”」
そう私がつぶやくと、
「何なんだ…何なんだお前は!」
「私?私はね…ただただ沢山努力をしたなんも変哲のない人間ですよ?」
「こ…これなら!」
そう言いながらぶっ放してきたのはなんと結構の上位の方に位置する魔法、-破壊の光線-だった。
「こ…これならどうだ…」
どう見ても限界が近そうな神官を無視して私は唱えた
「天上天下消滅雷覇」
そういって私が放ったのは、今私が放てる最高火力の攻撃方法だ。
「な…なにぃ?」
神官も驚いている、そりゃそうだ、最上位魔法が4歳児によって押されているなんて誰だって信じたくない話だろう。ちなみに、殺す気はないので安心したまえ、
「んーめんどいな、これ。んじゃ、こうするか。」
そして、私が使ったのは、「磁力封印結界」というもので本当は防御結界なのだが、対象を閉じ込める性質も併せ持っている。なので、のでこのように、敵の攻撃も“封印”することもできるのだ。臨機応変に対応できる、使い勝手の良い能力なのだ。
「…なぜだ、なぜ効かぬ?」
神官が問いかけてきた。それに私は
「己を理解し、限界を知り、突破する、それの繰り返し、それだけ。」
と私は答えた。
「―ッ合格だ、というより、教えることは-」
ない、そう神官が言い終わる前に、
「生活魔法を教えてください!!」
『…は?』
「だ~か~ら~」
私はもう一回言った。
「生活魔法を教えてください!」
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