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なおみ
「今度はどこでするの?」
西田
「今度はなおみちゃんのためにファミレス」
ファミレスに着くと、みんな揃っていた。
なおみは、西田の後ろについて行った。
西田
「お待たせ。こちら、北原なおみさん」
なおみ
「はじめまして、北原なおみです」
みんな
「可愛い!」
友人C
「こんな可愛い彼女、どうやって落としたんだよ」
西田
「内緒」
友人A
「ねぇ彼女、西田のどこがよかったの?」
なおみ
「あ、あのー、私...」
友人B
「それより何飲む?俺たちはビールだけど、彼女さんは未成年って聞いてる」
なおみ
「じゃぁ、私はアイスコーヒーで...」
友人B
「お姉さん!ビールとアイス追加で」
ウエイトレス
「はい」
友人D
「どこで知り合ったの?」
西田
「一係。彼女、港署の署長の娘さんだ。俺が港署に赴任した時に一係で初めてあって、一目惚れ...」
友人C
「なるほどね」
友人A
「彼女さんは高校生?」
なおみ
「はい」
友人B
「こいつのどこに惚れたの?」
なおみ
「えっ、それは...。西田さん...」
西田
「実は...、彼女は俺の彼女じゃないんだ」
友人たち
「なに〜!」
西田
「俺の待ち受け見て、お前らが勝手に勘違いしたんだろ?」
友人D
「なぜその時誤解を解かなかったんだ」
西田
「なおみちゃんが彼女なんて、気分よかったから...。だから今日誤解を解く約束でなおみちゃんにきてもらったんだ」
友人C
「でもこんなに可愛かったら、その気持ちもわかるけど...」
友人B
「なおみちゃんは、マジな彼氏いるの?」
なおみ
「いないです」
友人B
「じゃぁ、西田がこんなにも君のこと好きだって言ってるんだから、西田の彼女にマジでなればいいのに」
なおみ
「そんな簡単なものなんですか?私、そろそろ帰らないと...。パパに内緒で来たし」
西田
「あ、ごめん。送るよ」
帰り道。
西田
「なおみちゃん、ごめんね」
なおみ
「...」
なおみは、黙ったまま返事のしようがなかった。
なおみの家近くの公園まで帰ってきた。ここは夜にはイチャイチャするカップルが集まってくる。そこで西田は、思い切ってなおみに告白しようと思った。
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