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鶴が舞う
私は刑事だった
5年前までの話しだ
今は忘れ物や、雑用な地味な係で働いている
なぜ刑事を辞退したかと言うと、ヤクザの弾が私の右脚貫通してとんでもない痛みに苦しんだからだ。
私は鶴のように、舞ったという。
ありがとうございます苦しみながら私は笑った
『菊田鶴子、ピッタリなやられ方だわ』
私は半年、リハビリを兼ねて入院した
時々現れる部長に、『復帰は無理か?それじゃあ庶務課移るってのはどうだ?あそこなら立つことも少ないし』
『お言葉に甘えてそうして下さい。辞めてのなら食べていけませんから』
『なんでヤクザなんて庇って、こんなことになるんだよ。うちはお前いなきゃな大変なんだぜ。組長が絶対、鶴だけはうちの組にがさいれさせないでくれ!ってあの慌てようだ。』
『てめぇら動いたら全員の指もらって帰るからな!もちろんマジで言ったんですよ。』
『お前ならいいそうだなぁ。』
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