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アキラとの約束
『アキラさんはいつも自分でお弁当作るの?』
『ああ、そうだよ。独身だからな』
『あのさ、鶴ちゃんはヤクザの息子庇って脚に負傷おったんだってな』
『誰に聞いたの?』
『警視庁の部長』
部長ったらおしゃべり!
私はお弁当を半分残して片付けた
『それがどうしたのよ!あの子はまだ高校生だったのよ!』
『まだつきあいもあるって聞いたよ。きっぱり、縁切るんだ』
『あなたに関係ないわ。あの蓮花畑で私はもう死んでるのよ』
『約束しよう、もう会わないって』
私はそんなことで蓮と関係を断つつもりはなかった
なぜならまた、蓮が狙われる気がするからだ
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