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天使の蓮
私に少し笑顔が戻った
数ヶ月ホストバーも行ってない
そんな時、警視庁の部長から呼び出された
深妙な顔を見て、私はもしかしてと震えた
『鶴、お前が庇った組長の息子が死んだ。胸ぶち抜かれてな』
私は崩れ倒れた。部長は私をお越し椅子に座らせて水を飲ませた
『今日お通夜だが、行ったらだめだ。警察クビだからな!わかったな?』
『いえ、退職願い出します』
『馬鹿なこと言うな!』
ごめん蓮、今晩会いに行くから
私は退職願いを部長に渡し、組の事務所の近くの寺に行った
皆は怖いものでも見るように私を指さした祭壇の前に天使のように笑う、写真が飾られてた
『鶴さん!こんなところきたら!』
『大丈夫よ、警察はやめてきたから。棺の中みていい?』
穏やかな顔をしていた
そして焼香をして、静かに帰って行った
天使のような蓮
私は最近調子の悪い身体をおこし
マンションへと帰った
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