#7

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#7

この瞬間のために吹奏楽部に入った なんて言ったら、きっと皆に呆れられると思う。 でもいいの。 ツーアウト満塁。燃え上がる日差しと声援の中、君はゆっくりとバットを構える。 まっすぐなその瞳は、すでにボールより遠い何かを見ている。 熱く見つめるその先へ、一緒に。 君へ今、最高のファンファーレを。
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