140文字のチョコレート

#2

「なんかさ、カップル超えてもう熟年夫婦の域だよねー」
賑やかな昼休みの教室の中、いつも窓際で向かい合って言葉少なにお弁当を食べる私達に、そう笑って絡んでくるクラスメイト。
目が合うと、笑ってなにそれと流す君。
初めて恋人ができたと君が真っ先に報告してくれた夜、懐かしいことを思い出した。