本当の愛が判らない。

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本当の愛が判らない。

私が目を覚ますと、まだ夜中に思えた。 少し視線だけと… 近くにアラン兄様の姿も見えた。 そこで上半身だけ起こした。 私に簡易的なローブがだった。 着せられてる事にも気付いた。 これも、お兄様達が? 「アラン兄様… また… こんな時間まで仕事をしてるの?」 アラン兄様も私に気付いた様子で… 私を見て優しく笑った。 でも手に持ってた書類関係の束をだった。 アラン兄様がテーブルにと簡単に置いた。 それも見てたけれど… すぐに私に近付いてからベッドの側にと。 腰をかけて優しくアラン兄様が笑って言う。 「大した仕事でもない。 ユアナは何も心配ないよ?」 私は部屋を見渡す… 「リアン兄様は? まだ夜中でしょう?」 「あぁ、リアンならば少しなぁ。 軍部の連絡でだが、さっきか。 すぐに戻るだろう。 ユアナの為なら早く済ませる。」 でも私は、すぐに首を横に振る。 「やっぱり… 二人共、忙しいのに…」 それぐらいなら私でも判る… お父様も。 お兄様達も常に忙しい筈なのに… それでもと… 急にアラン兄様が私にとキスをしてきた。 舌も絡ませてくる。 更にとだった。 私の背中に腕も回して逃さない様にしてくる。 「んんっ、ふぁ、んっ。」 息の為にだけ唇が離れた。 私が息を整えてると… 「ユアナ… 気にする事はないと。 何度も言っただろう? それは俺もリアンも同じだよ。」 アラン兄様を見ると優しく笑っていた。 でも… 私は自屋に戻ろうとしたけれど。 すぐにだった。 「ユアナ、待ちなさい。 まだ… それなら俺がだな。」 私は少し不思議にアラン兄様を見る。 優しく笑ってるのも判るけれど? アラン兄様が腕だけで簡単に私を抱き寄せた。 そして私にと、またキスをしてくる。 「んっ、んんっ…」 何度もキスを、更にと舌すら絡ませてくる。 唇が離れて私は、また息をする。 ************************** そんな時にアラン兄様は私を抱き締めながら… 私の耳元で囁いた。 「ユアナ… 心配すら、俺もそうだがな。 させたくないんだよ? 今はリアンが居ない。 だから俺が、もっと愛そうか…」 それからアラン兄様が、また動いた。 私の首筋にと舌を這わせた。 「っん、あ… でも… アラン兄様も…」 仕事もあるのに… それに、さっきだって… すぐにまたキスで唇を奪われる。 急に激しいキスだった。 舌が… 「んんっ、ぁっ。 ふぁ…」 私が着てるローブの腰紐を簡単に取った。 また露わになった私の身体にと。 アラン兄様の手が触れてくる。 すぐに私も判るのもあって僅かに動くけれど… それでもと巧みに動かしてくる。 少し私は焦りながら言う。 「アラン兄様… んっ、あっ、今夜は、もう… んあぁ!!」 指先で私の乳首を摘み、甚振(いたぶ)られて… 私は思わずビクリと身体が勝手に反応してしまう。 僅かにと唇が離れて、どうにか私が息を。 その時に優しい声でだった。 アラン兄様の声を聞いた。 「良いんだよ? ユアナ… さっきは激しく、したからなぁ? ならば、今から俺は逆にしよう。 ユアナだけ愛してるから… なら、もう全部だろう?」 そう言うとアラン兄様の動きが変わった。 それに身体が、すぐに気付いた。 私の腰にと片腕だけを回すと更にと近付く。 もうアラン兄様の逞しい身体と。 密着するぐらいに… でもすぐにだった。 反対の腕でと私の背中からと触れてくる。 手でゆっくりと動きながらも軽めなキスで離れる。 「んっ、ふぁ… アラン兄様?」 「大丈夫だ、ユアナ… もっと俺を感じて貰おうか。」 また、すぐにキスでだった。 でも、いつもとも違う… 絡めてくる舌すら、逃れようとしてもと… もっと絡み付く様にと動いてくる… ゆっくりと、そして息も出来るけれど… それでも、そのままでだった。 既に腰の腕で私は動けない。 「んっ、んんっ、ふぁ… ぁっ、んぁ…」 それでもとキスをしたまま残った片手でと。 私の身体にと滑らせてくる。 勝手にビクリと身体だけは反応もしてしまう。 徐々にと私を、またベッドに倒してくる。 更に脚を撫でる様にと手が動いた… 私も、そこで判る。 「んんっ!? んっ、あっ、っんぁっ!!」 何度も逃がれ様としても… 舌を絡めながら離さない。 片手で秘部にと触れられると。 アラン兄様は指でだった。 私の中にと入れられる。 「んっ、んぁ… ふぁ、んんっ!?」 私が動こうとしても… 腰に回ってる腕が抑えるだけ… それでもとアラン兄様の指がだった。 徐々にと入り口だけでもなく、奥にと… そんな快楽すらも私の身体が敏感に感じ取った。 どうにか私は脚をと。 でも既にアラン兄様が密着してて動けずに… 何度も中にと、指で強弱までして動かしてくる。 「んぁ、ふぁ… んん、ぁ…」 まだ理性のある私にと。 それでも快楽だけを確実にと。 アラン兄様の指が巧みに動く。 どうにか、また動く私の手でアラン兄様の手を。 止めようと動かしても届かない… その時に唇が離れた。 優しい笑顔でアラン兄様が言う。 「もう、凄く感じてるのも判る。 凄く濡れてるのも… ユアナは本当に可愛いなぁ。」 私が言おうとする前にだった。 既に中に入ってる指を、アラン兄様が急にと。 かき混ぜる様に激しく動かした。 「ふぁあ!? あぁっん。 アラン兄様ぁ!? そこは… んぁあぁ…」 それでもと、何度もだった。 かき混ぜる様に激しく動かされるけれど。 すぐにアラン兄様は私の乳房を揉みながらも。 舌すら這わせてくる。 「んあぁっ!? アラン兄様、待って… こんな… ふあぁあぁ…」 私は快楽で、一気にイッてしまう。 どうにか、息は出来ても何も考えられず… 身体がビクビクしてしまう。 「あぁ、ユアナ… まだ終わらないよ? でも…」 その声が聞こえた時にだった。 私の中の指が急に抜かれると、すぐに… 「んぁあぁ… アラン… 兄様… だ、めぇ。 待って、ふぁあっ!?」 もう、すぐに判った。 アラン兄様の肉棒が私の奥に… 一気に挿入された事がだった。 それでも動きがゆっくりとで更にと動く。 その上にと乳首すらも舌で絡め転がされる。 「あぁあっ!? アラン兄様ぁ、だめぇ… さっきも… ふぁあん!!」 アラン兄様は腰を、いつもよりもだった。 ゆっくりと動かし続けながら言う。 「あぁ… とても感じてるのが判る。 ユアナが弱いのも… リアンだけじゃない。 俺も知ってるからなぁ。 イッたばかりだと… 更にと、だろう?」 私はアラン兄様の言う通りなのも… でも動きが、また… 激しくもない様にと動かしてくる。 「んあぁあっ。 アラン兄様ぁ… それだけは… ぁあっ、もう… ふぁあっ!?」 「良いんだよ、ユアナ? 俺を感じてる事すら伝わってくる… たっぷりと、感じて貰おう?」 私の中にと、それでも擦る様にと。 更に快楽がくる。 何度も、何度も僅かに変えてもくる。 「ふぁあん!! アラン兄様ぁ!? もう、もう… それ以上は… んぁあぁあぁん!!」 もう私がイク寸前にと… アラン兄様がキスをしてくる。 それから急に激しく舌も腰も動いた。 すぐに私の身体も反応する。 「んんっ!! んぁっ、んんんっ…」 舌が激しく絡め取られながら… アラン兄様は両腕で腰を掴んで更にと。 奥にと中すらも激しく腰を動かす。 「んぁっ!? んんっ、んっ!? ふぁあん!!」 唇が離れた。 それでも腰は動かしながらも… アラン兄様が耳元で囁いた。 「そうだよ… そのままでだ。 ユアナは、もう何も心配すらないと… 俺達だけが愛してるのだから。」 私は、もう… 「ぁあぁっ!? あぁ、だめぇ… もう… あぁあ、ふぁあぁん!!」 そのまま私は、また何も考えられず… 快楽にと。 それでもと中に出されたのがだった。 どうにか、息をするのも… 「俺達の愛してるユアナ… 安心してて良いんだよ? 何も考える事もない…」 アラン兄様の声を聞いた。 それから、ゆっくりと肉棒をと抜かれる。 身体が私は、もう、それにすらだった。 「んっぁあっ!?」 私はビクビクを身体に残った余韻の様に。 それすら感じて、勝手に… 僅かに思う。 もう… このままだと… 「ユアナ。 また少し寝て休んでなさい。 ユアナの部屋にと俺が運ぼう。 次に起きた時には、もう… リアンも家に戻ってる。 だから、そのままで良いんだよ。」 確かに私は、もう… 身体すら動かせず… そのままアラン兄様の腕の中で眠った… ************************** 次に起きた時は朝だった。 私は自分の部屋なのに気付く。 そして思い出す事もある。 あぁ… そのままアラン兄様が運んで… 時間を見ると朝の6時… 使用人が来る前なのも判った。 身体を起こすけれど… また簡易的なローブを着てた。 これもアラン兄様が? でも少し考える。 私は自室の部屋にあるバスルームにと行った。 身体を綺麗にしたい事もあったけれど。 私は、いつも… お兄様にとの後。 バスルームでと身体を洗う時だった。 中にと出されてるのも判る… だから念入りにと敏感にも、まだなってる部分をと。 どうにか、極力、思いながらも堪えて洗う。 それから部屋に戻って、着替えもする。 私は出窓にと行って太陽を見た。 また考えてしまう。 お兄様達は優しい。 いつも愛してると言うのも変わらない… それに… 『気にする事はない』と? 『何も考える事もない』と? 『そのままで良い』と? お兄様達が必ず言うけれど… 私は前に聞いた事も思い出す。 『近親婚以外はない』と… どうしても違う気が… 『愛してる』と? それは本当の愛なの? でも… 私は… それに… お父様も、お母様も… お兄様達も… 今ですら優しくて… 愛してくれてるのも判るの。 それでも、この愛は… 親愛でしょう? 恋愛では、多分、判らないけれど。 違うのしょう? これは本当の愛なの? 私だけなの? お兄様達が好きなのは本当… でも… この気持ちが本当に『愛してる』なの? また私は少しベッドにと横になる。 もう私には判らない。 そのまま少し、また眠った…
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