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そのチャラ男、大人の関係。
私はシャワーを浴びると、そのまま寝室に向かった。
こんな時、ワンルームではなく1LDKにしておいて良かったと思う。
そもそもこの部屋を借りる段階で、葵が来るなんて思ってもいなかったけど…
そして葵と再会してしまうとか、こんな関係になるとか、夢にも思わなかった…
もちろん、良い意味ではない。
明日の準備をし終えた頃、葵が寝室に入って来た。
「この部屋、暑くね?」
そう言うと葵は、寝室のエアコンをオンにした。
それから1度リビングに行った。
恐らく片付けや戸締まりのチェックをして、寝る準備をしてきたのだろう。
葵は寝室に戻ると、照明を暗めのオレンジ色まで落とした。
そして、ベッドに入り私を呼んだ、
「優夏…」
私は呼ばれるままベッドに入った。
そしてしかめっ面で、葵を見た。
「もっと、嬉しそうな顔、出来ねぇの?」
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