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※ファーストキス
俺のファーストキスは甘くて深かった。
口の中で熱い舌が絡み合って、頭が蕩けて、もうどっちがどっちの舌か分からない。なのに、Commandを使われて、身体が熱くて、腰がジンジン疼く。腰が自然と揺れる。
まつりは、可愛い、いい子っていっぱい言ってくれた。頭をもたげたソコに触れようとする。
ベッドの側の椅子に座って、ただ命令される。それだけで熱くて気持ちよくて、でももどかしい。
「んっ、ふ…ぁ… 、お願いっ、触らせて…」
「違うでしょ」
「あっ、ふぁ、ん……?」
「なんて言うの?」
「ふ、ぅ……、触らせて…くださいっ」
「ん。いい子。触っていいよ」
熱い、熱い、この熱どうにかしたい。
自身のソレを取り出して扱く。触れられてないのに先走りで下着にシミを作っていた。
先をグリグリすると、少し痛いけれどすごく気持ちいい。
「ふふ、音すごいね。グチグチなってるよ」
「や゛ぁっ、見ないれっ」
見られると恥ずかしい。でも感じてしまう。まつりの大きい手で、細い指で、俺に触れてほしい。
想像するだけでもっと気持ちよくなれる。
「まつり、まつりぃ」
「ん?」
ただニコニコ見つめられる。
「イきたいっ、触ってぇ…」
「なに?」
「ぅんん…触ってくださいっ」
「いいよ。Come 〈おいで〉」
命令されてベッドを降りて、向かい合わせで膝の上に座る。
座ったけど暫く触ってくれなくてもどかしい。自然と腰が揺れる。
お尻の下にはゴリッとしたものがあった。
「っ、まつり……勃ってる?」
「うん。雪弥がエロいから」
耳許で囁かれる。ビクッと小さく身体が跳ねる。
それからすぐに俺のモノに触れた。竿を扱かれて、時々、玉を揉んだり、亀頭をグリグリ刺激される。
「ふぁ、あっ…、それやらっ、気持ちいッ」
「可愛い…」
呟くように言った。嬉しい。もっと言って、もっとして。
限界が近く、自身のソレはビクビク反応して、玉はキュッと上がる。
「んぁあ゛ッ、まつりっ、も、イくっイっちゃう」
「Cum〈イけ〉」
言われたと同時に白濁を飛ばした。
「ん゛んっ……は、ぁ…はぁ」
少し余韻に浸りながら呼吸を整える。
「Good boy〈いい子〉」
ゆったりとしたリズムで背中を叩かれる。くったりと力が抜けて、身体をまつりに預けた。
襲い来る睡魔に勝てずにものの数分で視界が真っ暗になった。
暫くして、「おやすみ」と、愛おしそうに言って、額に唇が触れたのを俺は知らない。
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