麻雀とホテルと責任の話

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◎麻雀とホテルと責任の話 麻雀で勝つための秘訣とは いかにアガれないかもしれない手をアガるかにある。 そのためには策が必要だ。 そして、最も有効であらゆる場面で使える策は心に罠をはることだ。 例えば 意中の人を初のデートに誘いたいとし。 A子さん今日このあとデートしませんか?と誘ったところで成功率は低いと思います。 しかし、美味しいイタリアンのお店があるんだけど今日これからどう? と誘えば大抵成功します。 これは責任の所在が原因です。 A子さんはあなたとデートをするのは初めてです。もしここでOKしてしまうとA子さんはあなたに気があると認めることになり、今後もデートに誘われたら断りにくい空気になることが予想されます。 しかし、イタリアンのお店に行こうと誘えば 私が今日興味を示したのはイタリアンにであるため今後も誘われたとしても断るのは容易、となります。 仮に、好きな子がいてあちらも自分を好いてくれていても、ホテルに行こうと直球投げても100%断られる しかし ちょっと休んで行こうやら 何もしないからやら 酒を飲ませていて酔わせてしまうやら 相手に自分の責任ではない という体が成り立つシチュエーションを用意しておけば思った通りになるものです。 麻雀も同じです。 誰だって現物以外は危ない事くらい承知しているのですが やれスジだったやら やれノーチャンスだったやら やれ最後の親番だったやら 相手に責任が被らない策を練っておけば思った通りの牌が出てきます。 つまり、言い訳が可能な牌が出てくるということ。 引っ掛けリーチなどは 実際のところ引っかかったわけではなく 相手の用意した言い訳に乗ってしまっただけなのだ。 皆、共通して必ず弱い自分がいて、そいつと向き合って生きてる。 こいつはよく罠にかかる 罠にかかっては 仕方なかったと言い訳するのである。 本当は 仕方なくはない。 してやられたのだ。 弱い自分より強い自分のほうの勢力が勝っている人は相手の策にそう簡単には嵌められない。 負けたのはあなたの責任でしょ?と言われるのは辛いですけど そこを認め 負ける自分も本当の自分の姿だと 弱い自分も認めた時 人は相手の策に支配されなくなる。 常に自由な身になれるのである。 麻雀は心理戦 相手に自分の望む行動をとってもらいたいのなら相手の責任を取り除くこと。 弱者は得てして相手に責任を与え自分の責任を取り除く。 責任被れる強者となれ。
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