小田原の友人に会いに行く&もちろん箱根も~1日目~→’22.06.17

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小田原の友人に会いに行く&もちろん箱根も~1日目~→’22.06.17

 2022年、6月。  新型コロナウイルスの感染防止のため、遠出を憚られていた風潮が、少しずつ変わっていた。  これは、私にとって嬉しい限りである。  1人で自由に回りたい土地が、まだまだたくさんある。一緒に旅行をしたい人たちがいる。  そして、遠方に住む会いたい人たちが、たくさんいる。  実は4月に、エッセイにも度々出ている、茨城の友人N子に久々に会うことができた。 L INE通話は毎月やっていたが、直接会うのはなんと2年3か月ぶり。多いときは年に数回会うような私たちでさえ、これである。  ただ、久しぶりの再会は、大事を取って外出は控えた。N子のアパートにこもり、美味しいテイクアウトを贅沢に食べながら、ひたすらときメモをやっていただけなので、ややエッセイのネタには向かず。  次に会うときは、どこか遊びにも行けたらいいね、と言い合って別れた。  さて、それはまたいつか、ここでもお話しできる日が来ると信じて。  今回は、別の『会いたい人に会いに行こうコーナー』である。  ん、そんなのあったか? まあ、いいや。  友人の住む地は、神奈川県は小田原市である。  近い近い、都内からすぐだ。何なら、小田原から都内の大学や職場に通うという人もいるくらい。  小田原へ行ったのは、大学のゼミ遠足以来か。  私が所属していたゼミは、ズバリ日本史。先生は近世が専門、江戸時代の古文書解読、年2回の史跡見学が主な活動内容。  が、実際はかなり寛容で、日本史に関することなら何でもいいね、という雰囲気だった。  3年のころはみかん狩りを楽しんだ後に小田原城へ行ったし、4年のころは鎌倉へ行った。鎌倉って主に中世だし。  なお、小田原観光を調べると、大体セットで箱根がついてくる。  箱根は、幼少の頃から毎年夏の家族旅行に訪れていた。ゆえに、私にとっては大変なじみのある土地だ。  いやあ、ちょうどいい。最近久しく行っていなかった小田原と箱根。友人と会おうという話になった時の、私のわくわく感を想像していただきたい。  好きな場所に、好きな人に、好きな趣味。私にとって、嬉しいことしかない。そりゃ、変な踊りの1つや2つも出るというものだ。
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