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しかし暑い。部屋に入ってすぐ、エアコンをつけた。
荷物を少しだけ整理し、リュックから扇子を出して、ものすごい勢いで仰いだ。
下でM子さんを待たせているので、あまりのんびりはしていられない。
ちょっとだけ、少しだけクールダウンして、行こう。
1階に戻ると、M子さんは食堂のドリンクバーでお水を飲んでいた。
「ここ、飲んでいいんだってさ。菜名ちゃんも、飲んでいけば?」
水分補給は大事である。
私も、紙コップに氷水を出して、飲んだ。
こういう時、知覚過敏はつらい。
冷たいのに、アフアフ言いながら水を飲み下す。――遅い。
小倉城は、商店街をそのまま抜けて、大通りを渡るとすぐに見えてくる。
街のど真ん中にある城。高いビルやマンションが、悠々と建っている。
その様子は、なんだか江戸城に近いものを感じた。
「この辺、すごく地価が高いんだよ」
とM子さんが教えてくれた。あらま。
お城のすぐ傍に、やたら立派なビルが建っている。
「あれ、市役所」
まあ、立派だこと。
↓向こうに見える建物が、北九州市役所。
↓天守と鳥居。中に八坂神社があり、M子さんいわく正月は参拝客でいっぱいになるらしい。
そして、悲しいくらい逆光。
↓鳥居、単体。こっち向くと日が当たるんだけどな……。
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