くまのほそみち～その2～

いざ北九州へ～2日目はたっぷり門司&下関編～→23.08.17

　朝6:00、アラームが鳴る。

「……」
　見立て通りだ、身体が重い。

　朝食バイキングは、6:30から。
　理想は、6時に起きて、顔を洗ったりトイレに行ったり準備をして、ゆっくりレストランに向かう流れ。

　だが、実際は6:20に起きたって間に合う。間に合うというか、そもそも6時半きっかりに行かなきゃいけないわけでもないのだ。

　何が言いたいかというと、ギリギリまで寝ていたい。
　それだけだ。

　だから私は、あらかじめアラームを6:20にも設定しておいたのだ。

「……」
　まあ、1度微妙に起きてるし、その後の20分なんてほとんど寝てないようなものなのだけど。

　顔を洗い、トイレに行く。そこだけ、キチンとやる。
　寝不足と昨日の酒で、顔がだいぶむくんでいる。が、気にしない。

　今から下で会う人に見られようが気にしない。M子さんに会う10時までに、なんとか修正できればよい。

　1階に降りると、もうすでに人が列を作って料理を取っていた。

　中にはすでに着替えを済ませ、食べてそのままチェックアウトできるように荷物をまとめている人もいる。

　ジャージで登場した私とは、大違いだ。

　食堂は、あまり広くない。品数も、そこまで多くない。
　基本、全て取った方がいいだろう。そう思って、トングを伸ばす。

　主食はご飯がいいか。パンは食後のコーヒーと食べる作戦で行こう。
　それはもはや、食後でない気もするが。

　ご飯をよそい、みそ汁を取る。
　その後、目に飛びこんできた文字に、私の目が覚めた。

　明太子！

　取る、取る。もちろん、取る。ああ、場所がない。いいや、もうご飯の上に直接乗っけてしまえ。――こんなもんか？　いや、あともうちょっとだけ。

　前文の様子からして、いかに私のテンションが上がったか、お分かりいただけるだろう。

　もう、福岡の明太子を自由に食べられるだけで、朝食料金は取れたようなものだ。

↓朝食。明太子たっぷりご飯。至福。

↓コーヒーとパンを合わせるつもりだったが、うっかりパンケーキを発見。
　見よ、このクリームの量を。これが万年BMI値オーバーの日常だ。