いざ北九州へ~3日目は芥子ちゃんとこってりラーメン編~→23.08.18

4/8
前へ
/289ページ
次へ
 プロの漫画家の絵を、こうも近くで見る機会はなかなかない。  しかも印刷ではないから、手描き感があって非常に楽しい。  作品を知らないことは、全く気にならない。途中、舞台設定の説明も挟んでくれるから、へえそうなんですか、くらいの気持ちで見れば十分だ。  それより、見れば見るほど作者さんのレベルの高さに、驚きっぱなしである。  1枚1枚、丁寧に見てしまう。後ろに並んでいた人たちが、私を抜いて行く。  ダメなのだ。こういう展示を見ると、私はどうしても遅い。  小説や文章ならナナメ読みができるのに、絵はじっくり見てしまう。  そのイラストが、細かい遊びや仕掛けを入れていると、なおよくない。  展示の最後の方に、タイムラプスがあった。主人公の鬼灯の横顔と、それを囲むように背景が描かれている。 「……」  下描きの時点で、鬼灯の顔が完成している。  あとは、ジャンジャン背景が描きこまれていく。細かい線、色、またまた色。 「やっぱりプロは違うねえ」  技術の高さに圧倒されるあまり、実につまらない感想しか出ない私であった。  展示を出ると、小さなショップコーナーがあった。 「ちょっと見ようか」  そう言って、2人どんなもんかと覗いてみる。 「うーん、せっかくだし何か買おうかな」  旅行の財布を緩める魔法の言葉『せっかく』が発動した。  動物キャラのマグネットをお買い上げ。  マグネットなら、お手軽だろう。動物たちなら、原作を知らなくても可愛いだけで充分理由になるだろう。 ↓ビニール袋からして、すでによい。d73cfff7-5eec-4195-a534-3129b83575e0 ↓袋に入った状態。左がうさぎの芥子(からし)ちゃん、右が犬のシロ。9bcce79f-2317-4d6d-945d-d9e635be42e4 ↓袋から出す。箱根で買ったねこもちゃっかり入った。f375cadf-b7a1-4663-acb0-b97c452c37e1
/289ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21人が本棚に入れています
本棚に追加