くまのほそみち～その2～

いざ北九州へ～3日目は芥子ちゃんとこってりラーメン編～→23.08.18

　つけ麺と雑炊を食べ、店を後にした。
　先に荷物を取ってきて、それから明太子を買う。

　どの明太子を買うかは、すでに目星をつけてある。1日目の、門司ビール工房に行くまでの、あのスキマ時間で見ていたのだ。

　もつ鍋で有名な、やまやの明太子。他の商品が、ドドーンと大きいパックであるのに対し、小ぶりだ。1人で食べるのにちょうどいい。

　もちろん、たくさんあるに越したことはない。しかし、そこは生もの。早く食べきれるかと考えたら、やはり小さめの方がいいのだ。

　そしてありがたいことに、初めから保冷剤が付いている。餃子と違い、冷凍ものではないので、まあ大丈夫だろう。

「菜名ちゃん、資さんうどんあったよ」

　どれとM子さんの方へ行ってみる。
　麺、肉、つゆが全てセットになった、冷凍うどん。2食入りが売っていた。

「これ、1食ごとに分かれてるかな？」

　うどんはまあよいとして、つゆが2食分一緒になっているのは困る。裏面を見て『袋×2』の文字を確認した。

「よし、買おう」
　店の味とどれくらい近いかわからないが、いったん食べてみよう。話はそれからだ。

↓帰宅してから撮影した、明太子と資さんうどん。まあ、こんな感じ。

　お土産も買った。新幹線の時間まで、あと10分ほどだ。

「それじゃ、ありがとね」
「ううん、こちらこそ」
　お互い、そんなことを言い合う。

「まあ……また来るよ」

　餃子も食べてない、資さんうどんも行けていない、平家茶屋も行けていない、漫画ミュージアムの常設展も行けていない。

　終われるわけがなかろう。

　今回の旅は、初めまして小倉。次は、知った上でどこへ行こうか、何を食べようか(食べるのは確定)考えられる。

　うん、絶対来よう。