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さあ、せっかく温めたんだ。冷めないうちに食べよう。
あ、正確に言うと、まずはビールだ。
「……ん、美味い」
次にからあげ。
ひと口食べて、私の頭上に『！』マークが飛んだ。
「これは、」
美味しいからあげだ。
当たりも当たり。大当たり。
醤油味がよくしみ込んだ、やわらかジューシータイプのからあげである。
これはつまみにもなるし、ご飯のおかずにも合うやつだ。
やるな、オークラ。
これが東京で食べられたらいいのに、どうして向こうに売ってないのだろう。
いや、それもオークラだからなのよ。ローカルスーパーだから。
うーん、和歌山県民が羨ましい。
続いて、卵焼きとポテトサラダ。うん、これも美味しい。
お弁当の定番にビール、組み合わせとしては花見かピクニックのようだが、非常によい晩酌である。
締めの和歌山ラーメン(ミニ)もよかった。味はまあ、カップ麺である。きっと、現地でローカルフードを見つけた嬉しさも上乗せされているのだろう。
また、ミニサイズが締めにちょうどいい。これが普通サイズなら、もちろん完食はするけど、翌朝に残っていたと思われる。
うん、明日の夜もこれ買おう。
スマホで動画を見つつ、ゲラゲラ笑いながら飲む、よい休日。
いつもと違うのは、自宅から遠く離れた和歌山県。
ここは紀州、雄大な自然とそこに住まう神々の地。
さあ、明日はいよいよメインの本宮と那智である。
→→NEXT:熊野の熊野による、熊野のための熊野詣～24.02.24～
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