熊野の熊野による、熊野のための熊野詣~24.02.24~

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 歩くと言っても、大斎原までは500mほど。せいぜい5分程度で着く。  横断歩道を渡り、車道から1本中に入って、田んぼのあぜ道を行けば、目の前に大きな鳥居が見える。  もちろん後世になって建てられたものだが、これこそが大斎原へ向かう目印。有名な大鳥居だ。 ↓道のずっと向こうに……見えた?81576922-07f0-456f-b5f5-4050c2f6440a ↓顔がはっきり写ってしまったので、ちょいと加工。cb169798-1922-475e-965b-0d7e21acdfd0 ↓高っ。そして金色の紋は毎度おなじみの八咫烏。98b4eeb3-f3a7-4120-872e-8bfbd11066a8  いや、それにしても大きいな。真下に立って、見上げる。首が痛い。  スマホのカメラを向ける。全くもって画面に収まらなかった。  一礼して、中に入って行く。鳥居も大きいが、参道に並ぶ木も背が高い。  しばらく行くと、視界が開けた。なるほど、これは広大だ。木々にぐるりと囲まれた敷地は、今は芝生が生えていて、ちょっとした公園のようになっている。  入り口から見て右半分が、やや盛り上がっている。よく見れば、石垣で作った土台がある。この分が少し上がっているのだ。  おそらく、この土台部分にお社が並んでいたのだろう。脳内で、勝手にCG再現をして遊んでみる。うん、これは荘厳だと思う。  その土台の中心に、小さな祠がある。水害で流された神様を祀る祠だ。  何となくできた列に並んで、順番が回ってきたところでお参りをした。  熊野に来た報告と、あとはまあ……無心で手を合わせるなどして。
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