熊野の熊野による、熊野のための熊野詣~24.02.24~

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 車道に戻ってきた。  参道入口を出て左、車道を渡ったすぐ近くに、和か屋というお店がある。 ↓これが参道入口。出た、昔ながらのポスト。c1a09345-7a9f-4718-9f8f-b9aa86e906b7 ↓少し下ったところに車を停めてある。左手の大きな建物が和か屋。1589618c-70a2-4a30-bd68-32d73611b1bb  こちら、参拝客にも駐車場を貸してくれるという、かなり太っ腹な店である。そんなわけで、元々那智の駐車場候補の1つに入れていた。  とは言え、実際借りたら少しくらい店にも顔を出すのが、人情ってものだろう。私もそのつもりでいたから、どんなお店なのか事前に調べておいた。  有名なのは、お滝もち。神社っておもち好きよねえ。  他にも、日持ちするお菓子や、帆立の佃煮などもある。  帆立だと!?  熊野、蟹や貝などの甲殻類に目がない。それだけしか食べちゃダメと言われても、いいんですか頂きますで、食べ続けられる自信がある。  むしろ、蟹も貝も、量の割に値段のするシロモノだ。いつも、6~7割くらいで止めざるを得ない。常に、甲殻類に飢えている。たくさんお食べと言われたら、諸手を挙げて喜ぶ。  当然、お土産屋さんのいい帆立は、それなりの値段がするはずだ。たくさんお食べとは行かないだろう。  だが、そこに帆立があれば、行く。それはもう、バンザイしながら行く。  今回も例にもれず、バンザイしながら入店した。  お滝もちも気になったのだが、先約がいる。もうで餅が2つも残っているのだ。泣く泣く今回はパスした。  が、このエッセイを書いている今、1つくらい買って食べてみてもよかったな、と思っている。  やはり、買って食べすぎるより、買わずに食べない後悔なのだ。  よく覚えておこう。  お目当ての帆立、それからあさりの佃煮も買った。ふふ、これは炊き込みご飯にして食べるのだ。  近く会う予定のある友人にも、あさりの佃煮を買って行く。それから、日持ちするお菓子を適当に購入した。 ↓左があさり、右が帆立。  あさりは柚子が効いていて、帆立はほんのり梅の味。たまらん。f3716ebe-f410-430e-9332-4be6eb7a0afb
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