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どちらがどうかではなく、それぞれ違っててよい。
何やら私の中の金子みすゞが顔を出したが、旅行でそれぞれの良さに触れると、割とこうなりがちである。
滝からさらに左には、石畳で舗装された上り坂がある。なにやら、お墓や碑が建っているらしい。気になって、少し上ってみた。
どうやら、ずっと先には平家塚なるものもあるらしい。
だが……。
これ、結構な坂。
そして、どこまで続くのか。
正直、足は限界である。単なる疲れにプラスして、若干の筋肉痛の気配も漂い始めている。
坂の途中で足を止め、風にさわぐ木々の音を堪能することに決めた。
しかし、何とも静かだ。近くに、他の参拝客はいない。関係者がウロウロしているわけでもない。
暑い初夏の午後、日差しは緑に遮られ、受ける風は涼しく心地よい。
人間、生きるならこうでなくちゃ。
↓件の坂道。元気な時に歩きたかった……。
↓見上げれば、視界いっぱいの新緑。
妙雲寺にもいたいが、足湯にはもっと時間を割きたい。
お寺を後にして、再び歩く。
坂を上るのは勘弁だが、行く先が足湯でかつ平坦な道のりなら、話は別だ。
車を移動しようか迷ったが、車道を渡り、橋を渡ったらすぐだ。
構わん、行っちゃえ、行っちゃえ。
↓橋の上から撮影。湯っ歩の里、と書いてあるのが見えるだろうか。
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