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社長の鬼山一郎が、所見を読んでいる最中に、ゲージの中で狂ったように暴れる2羽の若鳥。
鬼山一郎は少し、若鳥達に悪い事をしたと、反省をしていた。
しかし、経営者は総合的に判断をするし、また、判断しなければならない立場だった。
若鳥は1年間で、すべて入れ替わる仕組みが作られていた。
ちょうど、1年間が過ぎて、あの時若鳥だった、ひろみも廃棄鳥として帰って来ていた。
納品用のゲージとは違い寿司詰めにされた、廃棄鳥は不平、不満の声をたれていた。
株式会社鬼山商事も、食肉処理事業を立ち上げた頃は苦難の連続だった。
優秀な経営者は、機動修正能力にたけている。ピンとアンテナを立てて情報を収集して、業界初の新手を放ちピンチをチャンスに切り替えていた。
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