鶏の、ゆりかごから墓場まで

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2022年の、バージョンアップは、レイザーメスの導入に加えて人口知能AI、の導入でした。 従来型とは違い、もっと極めの細かい神経をした、ロボットの登場だったのです。 ババアになった、鳥はひがみをおこして泣き出しています。 そして新しく生命は誕生をして、若い鳥だけになります、養鶏所の世界は、これが繰り返し繰り返しの連続なのです。 せっかく来たので、鬼山社長に騙された鳥達の最後を見届けて下さい、鬼山社長は、腕組をして、食肉工場内に立っていました。 バージョンアップ後の、レザーメスと、成績優秀な、1年後の親鳥になった、姿を見に来ていました。 最新型のレイザーメスは、数秒先の鳥の動きを予想して怪力線高射機、レイザー光線が、連続して5秒間照射される。一定の場所すなわち、鳥の首の右側頸動脈に、照射するには高度な技術を必要とする。
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