第1話 神様につかえる天界の執事様に一目惚れされまして

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「ヒヨリさん」 「はい?」 「本当は明日お会いして話そうと思っていたことなのですが……」 「うん? なあに?」  私は、きょとんとする。 「僕と――その……お付き合いして頂けませんか? 恋人同士として」  彼は、照れながらそう言った。顔を赤くして。  そっか。  なんだ。  お付き合い。  付き合いかあ。  ――って、え? 「お恥ずかしいことですが、ヒヨリさんに、一目惚れしました」 「えええええっ?!」  私は持っていたお茶を思わず落としそうになった。 「そんなに驚かなくても……って、やっぱり驚きますよね。こんな話」  ぽりぽりと。頭をかきながら、彼。
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