胸糞注意報

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遥とヨリを戻してから1年。 2人は別れる前よりもずっと、仲良くなった気がする。 お互いの誕生日はもちろん、クリスマスや年末年始、バレンタインに夏休みなど、色んなイベントを一緒に過ごした。 そして延期していたプロポーズも… 遥の20歳の誕生日にすることができた。 「樹と家族になれるんだね…本当に幸せだな」 細くて白い指に輝く指輪を眺めながら、遥が目を細める。 「私、樹に酷いこともしたけど…樹があの時許してくれたおかげで、私は自分の愚かさに気づけた。そしてそんな私を許してくれた樹を、一生傷つけたくないとおもったよ…」 優しく微笑みながらも、真剣な眼差しを向けてくれる遥の目に嘘は見えなかった。 「俺も、遥とずっと一緒にいられるのが本当に嬉しいよ。」 俺の言葉に遥はまたフッと優しく笑う。 俺は、もう二度と遥のことを離さない。 もし遥に何かあっても… 絶対に失望したり見捨てたりするもんかと誓った。
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