胸糞注意報

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それから俺は、自然と遥を忘れようとして頑張った。 だけど1ヶ月経った今も、遥の連絡先をブロックできずにいた。 遥はとっくに俺のことなど忘れていると思っていた。 未練があるのは、俺だけだと…… しかし、別れて2ヶ月が経ったころ、遥から突然連絡がきた。 『樹くん、ごめんね。』 『遥!ブロックしたんじゃなかったの?』 『一旦したんだけど、やっぱり連絡先を消すことはできなかった…樹くん、もう一度私と会ってくれますか?』 遥の言葉に驚きながらも、この2ヶ月遥を一度も忘れることができなかった俺は、また会いたがってくれていることに心から喜んだ。 新しい彼氏と何かあったのだろうか? それとも俺と同じように、遥も俺を忘れないでいてくれていたのだろうか…? 色んな可能性が頭に浮かびながらも、俺は二つ返事で遥とやり直すことを了承した。 遥が戻ってきてくれた。 その事が、とにかく嬉しくて仕方がなかったのだ。
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