ノンフィクションを書く4

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ノンフィクションを書く4

 ざまあない。  感謝もしているが、その分、復讐の日まで、と、苦しみを長い間、私は彼に提供し続けた。  なーんだ、私だけが証拠を握っていたわけではなかったのか、と少しつまらなく感じたけれど、大勢いたらしい、同じような人が。  それは良かった、私が手を下さずとも、自動的に罪に罰が降って行った。  つまり楽をしたのだから、まあ、良いのだ。  感謝もしているが、同じくらい憎い、彼は残りの人生沢山の人々に謝り、何が良くなかったのか頭を悩ませ生きて行くらしい。  頑張って下さい。
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