暮れの道

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暮れの道

君との帰り道、藍色の空に季節の変化を感じた。いつの間にか日が落ちるのが早くなっていて、吹き抜ける風は少し冷たい。僕の心はざわつく。 左手が熱を帯びる。見れば白く柔い手が触れていた。君は前を見据えたまま何も言わない。何を考えてるかは分からないけど、少しだけ遠回りをしたくなった。
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