キャンディのゆくえ
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キャンディのゆくえ
道端でひとり泣いている女の子がいた。声をかけようかと思ったが、不審者扱いされては困る。目線を外すと、優しげな男の声が少女に話しかけるのが聞こえた。 俺はなんて自分勝手なんだろう。偶然ポケットにあったキャンディを握りしめる。この気持ちを忘れないために、しばらく持っておこうと思った。
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