見えるもの、見えないもの

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見えるもの、見えないもの

美しい君のそばにはいつも誰かがいた。でも彼女の瞳は、目の前で話をする友人よりももっと遠く、もしくは深いところを見ているようだった。彼女ですら目指すことを諦めているような、果てしない場所。 知りたいと思った。きっと僕だけが気づいている君の一部を独り占めしたいと、そう思ってしまった。
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