いつかの明日のために

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いつかの明日のために

不思議と眠れなくて時間を持て余した夜、ちょうど時計の針がてっぺんで重なるのを見た。明日だったものが今日になった。明日も明後日も、こうやって勝手に過ぎていくのだろう。 私は本棚から適当に文庫本を取り出す。どうせ眠れないのなら、思い切り夜更かしをしてみようと思った。
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