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♪波に打ち寄せられた、青いガラス瓶。
文字は滲んでいたけど、これだけは分かった。君の名前と、届けと書かれた打ち上げ花火!
あの日、君が見たいと言った花火はすぐに散って行っちゃったけど、この胸に咲いた花火は君に出会えるまで咲き続ける。
あの日、君が書いた砂浜の文字は足元からすぐに消えて行ったけど。
この思い君に出会えるまでは胸の中に書き留めておくから。
海のブルーに溶ける君の金髪が好きだった。
一目ぼれして夜も眠れない!
運命の出会いなんて、その後、出会ったから言えることで。
たどり着けない未来に絶望するより、明日は絶対やって来る、それこそ運命的じゃないのか?
ガラス瓶の中、俺の思い、どうか届いてくれますようにと、海に投げ入れた。
あ・が・れ!上がれ!上がれマインスター!
また会いたい、あって抱きしめたい。
の・ぼ・れ!のぼれ登れ空高く!
三尺の恋花、君に届け!
DON!♪
季節は廻ってくる。都会のど真ん中にある俺たちの会社は車と建物の間を行き来するだけで冷房と、高熱に体の温度変化がついて行かず、おかしくなりそうだ。夏のイベントは予定表を真っ黒にしていたのが懐かしい。
やっとだな。
ここまでこれたのは俺たちだけじゃ無理だった。
そこには家族、そして応援してくれるファンがいてこそだというのを、彼女は教えてくれたんだ。
あの夏の夜のことを、俺達は忘れちゃいけないんだ。
詩は、俺の恋心に合わせたけど、彼女は受け止めてくれた。
亡くなった母親との約束に抱きしめられて…。
♪ガラス瓶の中、二人の思い、どうか届いてくれますようにと、海に投げ入れた。
あ・が・れ!上がれ!上がれマインスター!
また会いたい、あって抱きしめたい。
の・ぼ・れ!のぼれ登れ空高く!
この、どでかい一発!君に届け!
の・ぼ・れ!のぼれ登れ空高く!
三尺の恋花、君に届け!
DON!
出来た歌は届けとばかりに、夏の夜空に俺たちは全身是令でぶつけていた。
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