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夢にいる君
誰?
あ…また君だ…
いつも同じ夢を見る。
見たことのない衣装を来た君
そして君はいつも空を見上げている。
空を見上げながら、なにかを口にしているが、夢のせいか聞こえない。
なんで…そんなに悲しそうなの?
ねぇ…なんでいつも夢に出てくるの?
ねぇ…教えてよ…
君に触れようと手を伸ばす。
もう少しのところで誰かの叫び声で起きる。
『んーうるさいですよ、土方さん』
((てめぇ…うるさいだと!?こんなところで寝やがって!!邪魔だ!!))
僕は、土方さんの言葉で自分の寝ていた場所に気づく。
『あ』
((あ?じゃねぇよ!!まったく))
土方さんは呆れた顔をしていた。
最近、気づけば寝ていて君の夢を見る。
『ねぇ、土方さん』
((んだよ))
『最近、町で変な着物?着た人の報告とか来てないですか?』
((いや?報告されてねぇ。どうした?))
『いえ、なんにも…ただ…』
((ただ?))
『土方さんの好みだったので』
僕はニッコリ笑う。
((はぁ!?))
『さーて…僕はどっかに行きますね』
後ろのほうで土方さんが叫んでるけど
いつものことだしね
僕は無視して屯所を出た。
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