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朝礼時、担任の教師と一緒に響が教室へ入る。
クラスの生徒達の反応は薄かった。感心があまりないのか、担任の話しすらマトモに聞いている生徒は少数だった。
学級崩壊してる。
響の第一印象はそうだった。
「今日から、新しくこのクラスに入る事になった、藍染響さんだ。皆さん、仲良く接してあげてください!」
男の教師は声を少し上げて生徒達に伝えるが、届いてない様子だった。
「藍染さんの席は、奥の空いてる席だから」
「はい」
響は担任から着席を促されると、空いてる席へ座った。
ふと、窓側の隣りにいる女子生徒へ視線を向けると、響をじっと見つめたまま頬杖をついていた。
容姿は髪の長い美形の女子生徒であったが、どことなく冷めてる感じを響は受けた。
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