シャルル・ノディエ 『エレーヌ・ジレ」

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シャルル・ノディエ 『エレーヌ・ジレ」

シャルル・ノディエの『エレーヌ・ジレ』を読みました。 ※ 私の訳なので間違っているかもしれません。 1625年5月12日、子ども殺しの冤罪でエレーヌ・ジレという女性が死刑にされました。  著者のノディエは「人が殺されるべきではない。刑務官が殺されるべきではない。(エレーヌの刑の執行を拒否した刑務官が殺されたのだと思います) 殺されるべきは冤罪と死刑制度である」と言いました。ノディエは仲間のユゴーやデュマの名前を挙げながら「ユゴーやデュマの魔法の杖なら、物語は違ったものになっただろう」と言います。また、ノディエは「シャルル・ペローは間違っている」とも言っていました。赤ずきんちゃんや青ひげを書いたペローが間違っていると言ったのです。もしかしたら、極端なハッピーエンドは現実を描いていないと言ったのかもしれません。でも、ノディエもよく不思議な話を書いているんですよ。
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