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革命期のフランス宮廷へ
シャンタル・トマさん 『王妃に別れを告げて』(2002) 第1章まで
メインはフランス革命中の3日間ですが、その前に描写される革命前のフランス宮廷も描写が秀逸です。 コーヒーの香り、王妃様と、主人公である朗読係(架空の人物のやり取り)など、読んでいるだけでときめきます!
革命が始まったとき、王族方が国民に挨拶をしようと出ていくのですが、
その時の描写が素晴らしい! ルイ16世の弟のプロヴァンス伯は「太っちょムッシュー」と呼ばれていたらしく、ぶてぶてとした歩き方が想像できます。
一方、国王の2番目の弟のアルトワ伯は、「魅惑的」? 「美貌」?
「優雅」? ぷっ! はははははは! ごめんなさい。これだけ読んだら素直に「ああ、イケメンなんだな」って思うんですけど、『1789~バスティーユの恋人たち』というミュージカルでは悪役で、とてもそんな風には見えなかったから!
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