知らない記憶の約束で決まった結婚を破棄したい。

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「ん・・・アレ?ここは・・・」 目が覚めると見たことも無い光景が目の前に広がっていた。 とりあえず自分が寝ていたところを見直す。 天蓋付きの豪華なベット・・・みたいだ。 ん?天蓋付き? ふと疑問に思い近くのドレッサー・・・らしきところにある鏡を見てみる。 ・・・・ 「誰だぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」 (ガチャッ) ?「どうかしましたか?お嬢様!!」 ん?お嬢様?というか・・・ 「だr・・・えっと、」 落ち着け、冷静なれ。 えっと、まず記憶を呼び起こそう。 昨日はそうだな、飲み会でドップリ飲み潰れてフラフラってなりながら帰ったんだよな・・・いやそうじゃない。 まず俺は男だ、それは間違いない。 だっていつも見てるもん、いやそれで判断するのも変だけど・・・ 性転換・・・とかじゃないよなどうみても。 声は明らかに俺のものじゃないし、それにここはどっからどう見ても日本じゃない。ヨーロッパとかそのあたりの外国っぽい。 えっと、なんだ? ?「お嬢様、結婚式前夜に大はしゃぎするのはあまり良くないですよ?」 「け、結婚式?!」 ?「何をおっしゃっているのです?幼心で幼い時に契りを交わした子がいるとそうおっしゃったのはお嬢様でしょう? それに昨夜正式にご挨拶にいらしたじゃないですか。美男な彼、えっと名前はたしかバロエイト=エンドロティでしたか・・・由緒正しきエンドロティ家の後継ぎです。しっかり我がクエスタ家とエンドロティの名に恥じない結婚式にせねばと皆様張り切っていますよ? ですからね?お休みになって・・・」
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