成 9(日曜日)

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 時間を置かず、 (来週の土曜日の夕方から、東京のアパートで待ってっいる) と、壱から連絡がきた。 (わかった  成)  どうなるのか予測が付かないが、離れる覚悟で、会話を進めるつもりだ。  働かないで欲しいと僕ではなく、違う誰かに言えばいい。  一週間後に、壱と会うんだなあと思った。  ちょつと前までのドキドキ感なんて全くない会うのが嬉しいという気持ちも、うぅん少しはあるかなぁ、僕は壱とどうなりたいのか結論はない。  そろそろ、掃除とスーパーに行かなくてはと、思い切って立ち上がった。  冷蔵庫の中が、空っぽだった。  次の日の帰り際、早先生から土曜日あたり飲みに行かないかと言われたが、週末は東京に行くと断った。また次に誘うと言ってくれた。
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