灰塚望桃

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灰塚望桃

賢治とはクラス違いの同級生。 舞台となる地で、先祖代々〈 祓い屋 〉をやっている。 望桃も幼い頃より〈 祓い屋家業 〉を継ぐべく、日々依頼をこなし力を磨いている。 霊は視えていない。 実は灰塚家一族の中で霊が視えていないのは“灰塚望桃だけ”である。 祖父と父も霊が視えているが、望桃だけは気配を感じる程度になっていた。 しかし、祓い屋としての能力は高く、高校生にして父と祖父に並ぶ実力を持っている。 賢治のことは、幼少期から祖父の交流のおかげで知っていて……ーーー……ーーー……。 本人はその事をずっと覚えているが、賢治は覚えていない。 賢治を心から慕っているが、とある事件、というより賢治の勘違いによりしばらく二人はすれ違いの関係になっていた。 古民家の件、マスターの依頼の件、瀬田祐奈失踪の件、と立て続けに賢治と解決することでようやく誤解も解け、二人は元の友人、というより親友に近い関係へと戻っていった。 瀬田祐奈とは恋のライバルであり、親友である。 今後、どのように三人の関係が変わっていくか期待したい。 容姿は眉目秀麗才色兼備。人形のように整った造形は見る人を釘付けにする美しさ。 実は大津中央高校で、一二を争う美人として人気は高い。 賢治曰く、日本人形。 しかし、賢治のために暴れる姿が度々目撃されているため、「変わり者」としても一二を争う警戒対象にもされている。 変わり者一位はもちろん、大林賢治。 家は家業で祓い屋をしているが、国の大物たちとはズブズブの関係らしく、切っても切れない関係とか(本人談) 故に灰塚家ははるか昔から、色々と狙われやすく、また敵に回すと色々と厄介な一族といわれているらしい(警部談)。 〇霊に対するスタンス 幼少期から霊は視えないが、存在を感じることができた。 賢治と交流を深めることで、徐々に感覚が研ぎ澄まされぼんやりとだが、霊の存在も視えるようになってきている。 霊の表情や声も分からず、事情や感情を読み取ることができないので、『人』として対等に接することができず、依頼のほとんどを“強制的”に解決していた。 賢治との関わりとの中で、『霊』にも『人であった頃の人生や想い』があったことを改めて知り、可能な限り寄り添うような除霊方法をとるようになる。 霊たち曰く、大林賢治と仲直りするまでの除霊はとにかく“凶暴で残忍”。こちらの話は一切聞かずに、一方的に立ち退きを迫るヤクザのような存在だったとか。 その噂が広まり、霊界隈では畏怖と嘲笑を込めて《 お嬢 》と呼ばれている。 誕生日 3月3日 身長 165cm 体重『平均より少し軽い程度よ』 スリーサイズ『賢治になら教えてもいいわ…』 「ふふ……大丈夫よ……」
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