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第9章
油小路事件から2ヶ月が経った12月
いつものように女中として仕事をしていると慌てた様子の山崎さんと廊下で会った
『山崎さん、そんなに慌てて何かあったのですか?』
「今から大広間に行くから共に来い」
山崎さんに言われた通り着いていくと大広間には幹部が集まっていた
「急に俺らを集めてどうしたんだ?」
不思議そうに山崎さんに尋ねる永倉さん
「二条城へ出向いて局長が‥帰り道に何者かに銃撃されたようです」
山崎さんの言葉にみるみる顔色が変わる幹部達
「‥怪我の具合はどうなんだ」
「命に別状はないようですが、右肩を負傷しており剣を握るのは難しいようです」
近藤さんは松本良順先生の治療を受ける為に、大阪城に沖田さんと共に行く事になった
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