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慶応4年1月3日、鳥羽伏見の戦いが起きる
この戦いによって多くの隊士達が亡くなることとなる一‥
新撰組は伏見奉行所に身を置き、怪我人が多く運ばれてきていた
そこで私は怪我人の救護をする事になっていた
次から次へ怪我人が運ばれ、怪我に苦しみそのまま命を失っていく隊士達
そんな状況を見続ける私の心は少しずつ悲鳴を上げていた‥
‥‥‥‥‥‥
‥‥‥‥‥
‥‥‥‥
隊士達が奉行所に戻って来たら、亡くなった隊士達を外に運び埋葬をする
この数日で何度繰り返したのだろうか‥
外を眺めていると肩を叩かれる
振り向くと土方さんがいた
「‥大丈夫か」
私を心配そうに見る土方さん
心配そうに見る土方さんも疲れきった表情をしている
『土方さんこそ大丈夫ですか?かなり疲れきっているようですが‥』
「俺は大丈夫だ」
『無理はしないでください。近藤さんがいない今、土方さんを頼るしかないんです。だけど土方さんまで倒れてしまったら‥』
気がつくと私は土方さんの胸の中にいた
『土方さん‥?』
「すまないがもう少しこのままでいさせてくれ」
私を包み込む腕は微かに震えていた
土方さんも色々な思いを抱えているんだ‥
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