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ある日突然、見知らぬ人からキスをされたら、人はどんなリアクションをとるのだろうか、と北山景子は考える。
例えば、前からやって来るちょっとヤンチャそうなこの彼に……などとおかしな妄想をしていると視線がぶつかり慌てて逸らした。
流石にそんなことは出来ないけれど……。
次にやって来るスーツの彼を、じっと見つめることは出来る。そして目が合ったら、軽く会釈する。すると彼は眉を少し上げてから、景子に会釈した。
なぜなら、昨日も同じことをしたからだ。
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