約束

真由とお父さん

「えー！？　それって保育園のときでしょ？　もう23年も前よ！？」

「昨日の結婚式に来てくれてたアイリちゃんを見て思い出したんだよ」

「お父さん、よくアイリのこと分かったわね？　あの子2人子供産んでから30キロ太って、うちに来てた頃の面影なんて微塵も残っちゃいないのに」

「わかるさ。だってアイリちゃんはホントに貴重でレアなお前の友達だもの。彼女が新婦友人席二人分埋めてくれて良かったなぁ」

「友達いなくて悪かったわね」

「そういうわけで、とりあえず今日はペットショップへ行こう」

「なんかスッキリしないけどまぁいいわ」

ゆっくり朝食をとったあと、私達は郊外の大きなペットショップへと向かった。