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危険な夏
令和の夏。
かつて昭和の夏は果たしてこんなに暑かっただろうか、と胸に聞く。
はてさて、その是非はすでに遠い昔のことになってしまっており自分では判別つかぬ程の現実になってしまっているが、令和の高校球児達が熱中症で倒れるというニュースを耳にした後であると、成る程今の夏日は文字通りの猛暑・酷暑の類いのものであるというこだけは間違いがないことは判った。
私が高校生だった頃は真夏の日中の海岸通りを走っても全く平気だった。
父からは「お前は頭がおかしくなったのか」と呆れられたが、そんな暑さに強い筈だった私が、今や日中のちょっとした買い物すら危険を感じて控えるようになったという事実からもやはり令和の夏はやはりより暑くなっている
に違いない。
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